耐熱電線の選定 | 株式会社熱学技術 シーズヒーター 電熱ヒーター 工業用ヒーターのパイオニア

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耐熱電線の選定

耐熱電線の選定方法は、電線の耐熱温度、電線の被覆材料で決定し、各電線ごとの基準電流値を超えない線径を選択します。
以下の表は、代表的に雰囲気温度150℃時の安全許容電流値です。線の雰囲気温度が下がると、許容電流値も大きくなります。雰囲気温度による許容電流値の計算方法は各電線によって違うので、以下の計算式を参考にしてください。

導体材料の種類 耐熱温度 特性
スズメッキ
軟銅線
150℃ 銅線にスズを均一にメッキしたもので、一般的にひろく使用されている。ハンダ付性も良好
銀メッキ
軟銅線
200℃ 銅線に銀を均一に電気メッキしたもので、耐熱性を向上させている
ニッケルメッキ
軟銅線
260℃ 銅線にニッケルを均一に電気メッキしたもので、銅メッキより耐熱性に優れている
ニッケル線 500℃ 高耐熱用導体として使用されてる。耐蝕性にも優れている
被服材料の種類と特性 耐水性 耐油性 耐薬品性 耐寒温度(℃) 耐熱温度(℃)
編組 ガラス編組 結露しない
こと
350
シリグラス編組 結露しない
こと
700
フッ素樹脂 可とう性
フッ素樹脂
-60 200
FEP -80 200
PFA -80 260
PTFE -80 260
ETFE -80 150
その他 エラストマ -60 135
シリコンゴム × -80 180
二重被覆 ガラス編組
+
シリコンゴム
× -60 180
定格電圧 600V以下 300V以下 150V以下 600V以下 200V以下
使用温度 -60℃~180℃ -60℃~180℃ -60℃~180℃ -80℃~200℃ 300℃
被覆材料 ガラス編組
+
シリコンゴム
ガラス編組
+
シリコンゴム
ガラス編組
+
シリコンゴム
FEP
(フッ素樹脂)
ガラス編組
導体材料 スズメッキ
軟銅線
スズメッキ
軟銅線
スズメッキ
軟銅線
  純ニッケル線
該当品名 600
VLKGB
REH-G-E
(クラベ)
REH-G-E
(クラベ)
REH-SG-E
(クラベ)
FEP NiGB
0.5SQ(mm2) 10   5 10  
0.75SQ 14 7 7 14 8
1.25SQ 19 12 12 19 10
2SQ 27 17 17 27 15
3.5SQ 37   24 37 25
5.5SQ 49     49 30
8SQ 61     61 40
14SQ 88     88 55
22SQ 115     115 70
38SQ 162     162 100
60SQ 217     217  
80SQ 257     257  
100SQ 298     298  
150SQ 395        
200SQ 469        
250SQ 556        
安全許容
電流値計算式
(√180-
使用温度(℃)
/30)
×電流値
(√180-
使用温度(℃)
/30)
×電流値
(√180-
使用温度(℃)
/30)
×電流値
0.9×(√200-
使用温度(℃)
/30)
×電流値
(√300-
使用温度(℃)
/30)
×電流値

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