40トンの水を1℃上げたい。そのための熱量は?
水の比熱を4185J/kg・℃とすると、40トンの水を1℃上げるのに必要な熱量は
4,185[J/kg・℃]×4,000[kg]×1[℃]=167,400,000[J]=167,400[KJ]
1時間で上げる場合の必要容量は
167,400[KJ]/3600[s] = 46.5[KW]
1m×1m×40mの容器とすると,熱ロス(W)は
熱ロス 0.05(W/cm^2)
表面積 (100cm×100cm+100cm×4000cm+100cm×4000cm)×2=1,620,000cm^2
0.05(W/cm^2)*1,620,000(cm^2)=40,500(W)=40.5(KW)
その他諸々のロスを考慮し20%程度電力を多めに見積もって
(46.5[KW]+40.5[KW])*1.2=104.4[KW]
基礎情報
- 各種気体の熱的性質
- 世界の電源電圧
- 雰囲気温度とヒーターの限界W密度、雰囲気温度とヒーター表面温度の関係
- 力、圧力、熱量、電力量について
- 固体の密度
- 熱計算の計算例
- 合成抵抗の計算方法
- 電源の話
- 耐熱電線の選定
- シーズヒーターの耐腐蝕データ
- 熱計算の基礎公式
- シーズヒーターはどこで使われている?
- シーズヒーターとは?
融点と沸点
線膨張率
熱伝導率
比熱
加熱電力早見表
自動計算
- 熱の計算:空気(質量)を、温度上昇させるのに必要な容量
- 熱の計算:空気(体積)を、温度上昇させるのに必要な容量
- 熱の計算:容量計算(融解・蒸発)
- 熱の計算:容量計算(自動計算)
- 温度差がある物体(円筒:長さ1m)の伝熱量(自動計算)
- 熱が伝わる物体(円筒長さ:1m)の温度差(自動計算)
- 熱が伝わる物体(平板)の温度差
- 温度差がある物体(平板)の伝熱量
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