熱計算の計算例
計算例1:
ヒーターの電気抵抗Rと電源電圧Eから電力[W]を求める。 R=20Ω E=200V
ヒーターの電気抵抗Rと電源電圧Eから電力[W]を求める。 R=20Ω E=200V
公式 W=E2/Rを使用する
W=200V*200V/20Ω
W=2000W
W=200V*200V/20Ω
W=2000W
計算例2:
電圧100[V],電力1000[W]で設計したヒーターを電圧220[V]に取りつけた場合の電流値[A]の変化は?
電圧100[V],電力1000[W]で設計したヒーターを電圧220[V]に取りつけた場合の電流値[A]の変化は?
公式I=P/E I=1000W/100V=10A
① ヒーターの抵抗値を求める
② 公式R=E/IR=100V/10A=10Ω
③ 220V時の電流値を求める
公式I=E/R I=220V/10Ω=22A
よって電流値は10Aから22Aに変化する
求めた値はワット密度が許容範囲に収まるかどうか判断する
① ヒーターの抵抗値を求める
② 公式R=E/IR=100V/10A=10Ω
③ 220V時の電流値を求める
公式I=E/R I=220V/10Ω=22A
よって電流値は10Aから22Aに変化する
求めた値はワット密度が許容範囲に収まるかどうか判断する
計算例3:
電力の計算
電力の計算
ワット(W)とは仕事率の単位。
(仕事率とは,どのくらい効率よく仕事をするかを表した量)
1秒間に1ジュールの仕事が行われるときの仕事率が1ワットであり、ワット[W]はジュール[J]と秒[s]から定義されます。
(仕事率とは,どのくらい効率よく仕事をするかを表した量)
1秒間に1ジュールの仕事が行われるときの仕事率が1ワットであり、ワット[W]はジュール[J]と秒[s]から定義されます。
電圧E[V]
電流I[A]
電気抵抗[R]
時間t[s]
電流I[A]
電気抵抗[R]
時間t[s]
発熱量Q[J]=電力(W)×時間t[s]
発熱量Q[J]=E×I×t
発熱量Q[J]=I×I×R×t
発熱量Q[J]=(E×E)/R×t
エネルギー(J)=電力(W)×時間(秒)
仕事率(W)=仕事(エネルギー)(J)÷時間(秒)
※1J=1W・s
仕事率(W)=仕事(エネルギー)(J)÷時間(秒)
※1J=1W・s
基礎情報
- 各種気体の熱的性質
- 世界の電源電圧
- 雰囲気温度とヒーターの限界W密度、雰囲気温度とヒーター表面温度の関係
- 力、圧力、熱量、電力量について
- 固体の密度
- 熱計算の計算例
- 合成抵抗の計算方法
- 電源の話
- 耐熱電線の選定
- シーズヒーターの耐腐蝕データ
- 熱計算の基礎公式
- シーズヒーターはどこで使われている?
- シーズヒーターとは?