電熱ヒーター シーズヒーターの歴史 | 株式会社熱学技術 シーズヒーター 電熱ヒーター 工業用ヒーターのパイオニア

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電熱ヒーター シーズヒーターの歴史

シーズヒーターの語源

シーズヒーターの語源は「刃物のさや」を意味する英語の名詞“SHEATH”と、「刃物をさやに収める」を意味する動詞の“SHEATHE”です。正確には “SHEATHED HEATER”となります。この場合は刃物の代わりに発熱体であるニクロム線をステンレスなどの金属の保護管にて覆ったヒーターという意味でしょうか。

ヒーターの父 ジュール

シーズヒーター 電熱ヒーターの株式会社熱学技術製品|ジュール

昔の人は自然に、木と木の摩擦で、火がおこせることを知っていました。そこを原点に幾世が過ぎ「物に力を加え、仕事をすると熱になる」、「仕事と発生した熱に一定の関係 がある」ことに気づき、熱の本性、エネルギー保存の概念(無からエネルギーは、生まれない。永久機関などは、あり得ない。)を発見したのは、19世紀になってからです。この、シーズヒーターの原理の大本となるエネルギー理論は、1868年にイギリス生まれのジェームズ・プレスコット・ジュールという人によって発見されました。

ジュールの発見した法則

ジュールの発見した法則は、 「電流によって発生する熱量(Q)は、流した電流(I)の2乗と、導体の電気抵抗(R)に比例すること」。
簡単に言うと、[電気を通す色々な物質に各々同じ量の電流を通すと、それぞれの物質は、物質ごとに決まった量の発熱をする]ということです。
つまり、 必要な熱量(Q)=[電流量2乗]I2×[導体が固有にもっている電気抵抗値]R    Q= I2R
という普遍の真理を見つけたことです。

■ 導体とは

※導体=電気を良く通す物質 のことですが、一般的に電気をよく通す金属と言えば銀、銅、金などがあります。電気抵抗が大きいものは不導体と呼ばれており、紙、ガラスなどがあります。
ヒーターに使う導体はニッケルクロム合金線で、電気抵抗が大きく温度係数も小さく安定している物質です。

ジュールという人

このジュールという人は1818年のクリスマスイブに、イギリスに生まれました。学校にはいきませんでした。ごく初期には蒸気機関に代わる新しい動力を探し、当時最新技術だった電池を使ったモーターの実験をしていたそうです。
結果的に言うとこの実験は、動力の効率が蒸気機関を超えられなかったため、開発にはいたらなかったのですが、ジュールの興味は、電気のエネルギーが熱エネルギーに変わり、そののち、ジュールの法則を発見するに至りました。

ジュールの業績

彼は生涯にわたり、電流と抵抗と発熱量を関係づけ、電気的、機械的な仕事の熱への変換を研究しました。 さらに、気体は膨張する際に冷やされるというジュール・トムソン効果も発見しました。今日の冷房装置の原理です。 彼は、新しい現象の発見が将来どのような応用に結び付くか考えたことはあったでしょうか。彼の研究は、後にさまざまな応用研究を経て、製品・商品開発され、20世紀の技術として発達しました。私たちのシーズヒーターもジュールによって発見された法則にしたがってデザイン設計されています。

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